このページはcharlieが無謀にも非常にレベルの高い集団に混じって、アメリカで最高の危険度、標高差を誇るスキー場Jackson Holeとその周辺を滑り、日本では経験できない数々の体験をレポートするものであり、決してJackson Holeの客観的事実を表現するものではないことを冒頭にあたりお断りいたします。あくまでもジコマンなページです。


1月26日
忘れ物のないようパッキングした荷物をかかえ苫小牧を出発。時間にも余裕を持って出ました。まず空港近くのパーキングで車を預け送迎車で空港に到着。しかし。いきなり財布とパスポートがない!ない!ない!
すっかり自分の車に忘れておりパーキングの社長さんに車をあけてもらって千歳空港まで届けてもらった。ホッ。初っ端から大丈夫か?
(サーフィンと違い冬の荷物は種類が多くて頭が回らないのも事実です)
搭乗手続きを済ませ両替なんぞをしているとふと思い出した。そういえばカードの支払い請求額を銀行に振り込むの忘れた!すかさず銀行と交渉するが無理といわれ仕方なくカード会社と直接交渉してなんとか事なきをえた。さあ弁当でも食っていざ乗ろうかと思ったら千歳は猛吹雪で滑走路の除雪が間に合わず、狙ったようにcharlieが乗る便が欠航。ここからが大変でした。詳しく書くとそれだけですごい量になるのでここでは省きますが、とりあえずなんだかんだでportland経由便に変更して何とか出国したのでした。

日付変更線を越えてポートランド着。実はロス経由よりかなり早かったような気がする・・・。
いったん荷物をとって税関を抜けてすぐ荷物を預ける。
時間が余ったので下手な英語を使い散髪しました。散髪はどこの国もあんまり変わらないのかな・・・特に面白いことはない。

いよいよsalt lake cityに向けて国内線で出発。1時間ちょっとsalt lake city着。
待合室にはほとんど日本人はいない。しかし、数人見かける。あれはもしかしてcharlieと同じツアーの人たちだろうか?
しかし、charlieが一番遅れているはずだからきっと別のグループだろう・・・。物好きな日本人も結構いるのね・・・・。
とりあえずちょっと心細い飛行機に乗って出発。


飛行機からはロッキー山脈が見えてきてだんだん緊張してくる

ついにJackson Hole飛行場に着陸。なんかすごく寂れた感じではあるが空港内は比較的綺麗であった。規模的には三沢空港ぐらいかな・・・・。
到着するとなんとさっきの日本人達は今回のメンバーであることが判明。なんでも時差にやられてしまったらしい。結局同時に着いたのでお迎えに来ていただいたクルーの方々は一回のお迎えですんだようでした。
そこでレンタカーを二台ゲット。本当はブレイザー二台の予定であったが一台はさらに巨大な何とかっていうアメ車にしました。結果この車が大変重宝し、十分に積載能力を発揮する事になったのです。

Jackson Holeの街中を通るとやっぱり西部って感じがしました。建物の作りや人々の雰囲気など独特でした。
そうこうしているうちに我々の住むvillageに到着。
自己紹介しつつ荷物をほどくとやっぱり思ったとおり。ほら!
                                 これはやっぱりgentemツアーだ!!

快適な部屋

1月27日 いよいよ初日。
ベランダの下にムースが来ていた。結構大きい。

非常に緊張しつつゲレンデへ向かう。積雪がなく、どピーカンなのでJackson Holeにはパウダーはないだろうということで、ちょうどJackson Holeの裏側にあたりアイダホ州に存在するスキー場Grand Targheeへ向かうことになった。Jackson Holeをひらふスキー場だとすればGrand Targheeはモイワといった趣である。車で行けば約1時間弱だが信号もないため距離的にはかなりあった。途中で有名なテトンパスを越えたがどこもトラックがついていてパウダージャンキーの多さが伺われた。。
           国道には馬車も走る。なかなか絵になる風景。


Targheeに向かって坂を上っていくと、ほら!右上にGrand Tetonが見える!

Targheeスキー場に着くとまずセッティングして車からこれに乗ってゲレンデに行きます。


Targheeのチケット Jackson Holeよりだいぶん安い

モイワみたいといっても実は結構大きい。この日は土曜日なので人も多かったが多いと言っても夕方までHard Packは綺麗だし、その上ゲレンデの地形がすでにボウル状になっていたりしてすごく楽しい。しかし!!ココで問題が生じる。まずは一緒に滑るメンバーのレベルが非常に高くついていくのがやっとだということでした。
一本で息が上がる。ハァハァハァ・・・・・あーーーーしんどーーーー。二本目ハァハァハァ・・・・。
実はここTargheeはベースの部分で標高2500mもあったのです。ピークは3000m以上です。日本にそんなスキー場なんて滅多にないでしょう?高所順応できず、なんと咳がひどくなっていきました。たぶん軽い肺水腫・・・・・。
ちなみにJackson HoleのRENDEZVOUS MOUNTAINはベースのTETON VILLAGEで1924m、ピークで3185mです。標高差1261mです。

でもやっぱりパウダー滑りたいでしょうってことでピークからハイトラバースしてbackside Targheeへ。それにしても板がとんがってるねーー!!
ハイクするとめちゃ苦しくて咳が止まらなくなるのだ。
ガイドをしてくれたJPがこの左側のラインを降りていった。スゲーーービデオの世界だ!!
それぞれのバックカントリーを求めて裏の奥へ行き、残パウいただいて一日の終了となりました。
最後にまたハイクで帰ってくるとき地元のキッズがめちゃくちゃキッカーで飛びまくっていました。すげーーハイレベル。

帰りはのんびり・・・アイダホっぽいでしょ?でもフロントは銃で撃たれてました。


夕暮れ時のTeton Pass

一月28日 今日も晴れ。
今日は一緒にterakura氏とbobby氏とcharlie3人だけtomokoさんにガイドしてもらって初のJackson Holeスキー場を探検しました。
Jackson Holeの駐車場チケット
下から見るとなんだかセンター4くらいかなーーーって思っていると実はその倍くらいあるんです。さすが標高差全米一位のスキー場でした。

まずはなんといってもトラムでしょう!
TRAM乗り場にて

ファーストじゃないけどTRAMでピークに向かう。途中でみえるコルベットというシュートには雪がついてなかった。岩がむき出した90度の壁が恐怖感をあおります。あれ本当に誰か滑るのかなって感じでした。

Jackson Holeのピークにて撮影。後ろにGrand Tetonが見える

まずは有名なRendezvous Bowl(ランデブーボウルと発音する。元はフランス語らしい)に突っ込む。・・・・が、超モーグル斜面でこぶが異様にでかいのだ。2壁のこぶをひらふ第7の全面に作ってスケールアップしたような感じとでもいえば伝わるだろうか?tomokoさんによれば、降った日はチョッカリだそうですが今日はそんなことしたら死にそうです。
次にCheyenne Bowlを横からのぞむとこれがクリフバンドがあってとても滑るところとは思えない・・・。
Sublette Quadに乗って次はLaramie Bowlへ入る。こちらは幅の広い大きなボウルで気持ちよく滑ることができた。そこに落ち込むアルタシリーズのシュートがいくつか見えたがこれまた滑るとこには見えなかった。
そしてThunder Quadへというように、とりあえず一通りすべてのリフトに乗ってみました。今日は少し高度馴化したのか息苦しさもあまり感じなくなっていました。

1月29日 今日も晴れ。降る気配なし。昨日bobbyと飲み過ぎてちょっと気持ち悪いながらもGrand Targheeへ。
気温だけは結構低い
一発滑ってリフトに乗るとなにやらパトロールが木のそばに集まって何かしている。よく見るとスキーヤーが倒れている。そういえばさっき雪上ストレッチャーみたいなものをパトロールがものすごい勢いで引っ張りながらチョッカッていったもんなーーー。大丈夫かな。(心肺蘇生したようですが結局ダメだったようです)
モイワっぽいといっても斜度はある上にピステンはピッチリかかっていてスピードはすごく出るんです。おまけにコースの真ん中に平気で立木がぼんぼん立っていて別にカバーしてあるわけでもなくそのままになってます。自分の力量にあった滑りが求められます。

とりあえず数本すべってまたbackside Targheeへ。今日はTT氏、taguchi氏、ヤーマン氏、JP、shibata氏は撮影ということで別行動になりました。すでに降ってない期間が長いためにもうあんまりPOWDERは残ってません。その中でも無理矢理ラインを探して写真セッションとなりました。

charlie初挑戦 photo:terakura

bobbyも飛ぶ飛ぶこの後スゲーー気持ちいい!
photo:terakura                                photo:tarakura

taguchi氏 さすがスタイリッシュ!!photo:terakura

HARD PACK全開のonose氏 photo:charlie
広大な平野の向こうにまた別の山脈が見える
実はこの写真を撮っているのはcharlieだが写真に気をとられてずれ落ちて、ピステンなのに元の位置まで戻れなかったのだ。
朝一はかなり固くエッジを効かせないと数百メートル落ちていきます。
写真ではあまり斜度はなさそうに見えるけど・・・・・

photo:charlie
とても怪我しているとは思えない切れた滑りのfk氏

rider:terakura氏 photo:charlie

bobby氏がcliffのすぐ下を落ちていく photo:charlie

rider:charlie photo:terakura
どこにいるかわかるかな?

最後は急斜面をハイクアップして帰ってくる


帰りはDRIGGSの町はずれのピザ屋さんでこれぞアメリカっていうピザ食いました。

1月30日 今日もまた降る気配はない。天気予報では今日から少し降るかもなんて言ってたのに・・・。
とりあえず足を痛めているfk氏を除いた全員でJackson Holeスキー場へ。

TRAMで一気にピークへ上がりハイトラバース。
ついにOut of Boundsへ。gateにはバックカントリーに入る心得みたいなことがガッツリ書いてあって自己責任の重さを感じさせられる。
約1時間のハイクとトラバースをかけて目的のピークへ到着。ポイント名はFour Pines.
ここまで来たけどやっぱりすでに食い散らかされていてほとんど拷問のような滑降になってしまいました。それでも小さいシュートっぽいところがあったりして新鮮な感じでした。一日券買ったけどcharlieは一回TRAMに乗っただけで終わってしまいました。贅沢な使い方。
もうすでに脚はパンパン。

1月31日 あまりに雪が降らないため今日はオフ。
みんなでNational Elk Refugeへ行きました。ここJacksonはイエローストーン国立公園の南側にあたり動物も保護されていたりします。



寒すぎる・・・・

2月1日 ついに降った。Jackson Hole本領発揮か!!と思いきや雪が軽すぎて底づきしてしまうんだなーーーーこれが。
それでもそこそこ降っているのであちこちのコース脇のパウダーなんぞを攻めました。適当に食った後、またしても一番近いOut of boundsのRocksprings Bowlにシスコ氏が案内してくれました。過去に撮影に使われたすごいクリフやシュートを見ながら、結構楽しめました。
しかし最後はやっぱりガリガリボコボコツリートラバースで脚がダメになってしまって・・・あーーー鍛えなきゃ!痩せなきゃ!無理だ・・・
とりあえず疲れた体はジャクジーでほぐしとこう。



夜は少し街をぶらぶらしてみた

2月2日 やっぱり降らない。噂では明日からストームが来るらしい。どうせなら飛行機飛ばなきゃいいのに・・・・
とりあえず最後だし軽く流しましょうって事でJackson Holeスキー場でそれぞれに楽しんでついに終了しました。
夜はみんなで街にくりだしステーキハウスで乾杯!!ってな感じになりました。
バルーンつきのスペシャルグラスでsnake river pale aleをいただくbobby氏

2月3日 6時55分発の飛行機に乗るためほとんど寝ずに空港へ。来年こそは当てるぞ!!また来るぞ!
そんな感じでJackson Holeを後にしました。帰りの飛行機はものすごく揺れたようでしたが睡魔には勝てずほとんど気になりません。

悔しいことにこの帰国する日、最高のコンディションだったそうです。.・゜゜・(/。\)・゜゜・.

2月4日 帰国。成田でみんなでうどんを食べて解散。その後bobby氏と銀座で軽くいっぱいやってお休み。

2月5日 時差ぼけのせいでバッチリ早起き。5時に起きてタクシーで羽田へ。なんと「運転手になったばかりなんです〜〜」という女性運転手の車で高速に乗ったら、降り口間違えて川崎まで行ってしまうというおちがついた旅行でした。
札幌も寒さそうだね・・・
つるつる路面の苫小牧市内を運転し、職場には30分遅刻して到着し、なんとか仕事をこなすcharlieでした。


一緒に行ってくださったTT氏、taguchi氏、ヤーマン氏、terakura氏、fk氏、shibata氏、onose氏、bobby氏
本当にどうもありがとうございました。
また現地のtomokoさん、JP、カズくん、シスコ
本当にお世話になりました。
また来年行きますので宜しくお願いします。

おわり

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