4月17日 火曜日の仕事を午前中で切り上げ、乗り継いで夕方遅く千歳に到着。今回は翌日の早出を想定して千歳泊。JINJINとともにお気に入りの生ラム屋さん「やみいち」で、お腹いっぱい食べる。深雪氏も僕らのスケジュールに合わせて休みをとっていてくれたので、天候は心配ながらも明日の決行を決定。
午前7時半 真狩面駐車場集合
用意周到なはずが、深雪氏なんとストック忘れ(T_T)
天候はくもり。風は弱い。どちらかと言えば暖かい天気だ。上部は見えない可能性が高いが行けるところまで行こうということになる。ゆっくりと用意していざ出発。だいたい8時スタート。深雪氏は適当な枝をとっかえひっかえベターなナチュラルストックを探しながら登っている。
春のザラメはところによって沈むことはあるが概ね歩きやすい。すぐに汗だくになるので、脱いで登る。風が弱いせいで緊迫感が少ない。6時間で登ることを目指す。時間当たり300mの予定。
登りの途中、一瞬だけ抜けた
結果、この時だけだったが・・・・
順調に高度を上げていくと、さすがにだんだん寒くなる。JINJINは「大腿四頭筋がやばい」と痙攣警報を発令している。さすがに深雪氏は登り速い。ペースを合わせながら淡々と高度を上げ、緩かった雪も固くなり最後のほうはアイゼンも出番かと思えるほどだったが、いよいよガレ場風のとこをを過ぎると、先頭を登っていた深雪氏が「ピークっぽいよ」と。確かに登りきると反対側はボウル状に落ちているようだ、視界はせいぜい20mくらいなので遠景はない。全体像はわからないが、とりあえずピークまでは来たようだ。(厳密には羊蹄山ピークではないが、お釜の縁ってことで十分)
それぞれが写真を撮りあう。
標高はこんな感じ
さすがに視界がとれないので、今回はサミットボウルをあきらめることにした。
ということで、あとは降りるのみ。いちおうピークから板を履くも、ガタコトでcharlie的には右足アキレス腱的に無理な感じ。いったん板を外してみたら、今度はハイマツ地帯でボコボコ抜け落ちるため、板を履きなおして気合で降りる。少し高度を下げると快適な一枚バーンになる。視界がとれないので、一気に滑り降りるわけにもいかず、いくつかピッチを分けて滑る。
飛ばされるJINJIN
壁に向かう深雪氏
しかし、そこには奴が待っていた。
妖怪「板つかみ」
charlie見えないし・・・
妖怪のせいで危ない危ない
春用の秘密兵器で妖怪を撃退
1200mより下になると、さすがにストップ雪となり、滑ることが苦行となってくる。最後のツリーランは脚がピキピキなりながら降りてきた。とにもかくにも、長年やるやると言い続けた春の羊蹄山。サミットボウルを残しつつもピークが踏めたことで、一応よしとすることにした。そうなれば、あとは飲むだけだ。速攻で苫小牧に戻り、北のゐざかやでめでたく乾杯。夜は更けていくのであった。
翌日の昼下がり、見事に抜け始めていた・・・
いつか、せめてこのくらいは抜けた羊蹄山をやりたいものだ。