NSAクラス認定テスト

text by charlie

11月後半に鹿児島で予定していた認定テストが、波不足のためにキャンセルとなり、いよいよ今年中に受けれるのは12月に唯一行われる福岡でのテストだけとなってしまった。元々、コンテストなどは興味もなくどうでもよかった方なのだが、Jrと一緒にやって大会を追っていると、NSAの級を持ってないと出場できない大会があるらしく、今回ついにJrと共に4級を受けることとなった。

12月5日 天気図からすると明日6日は間違いなく冬型が決まり、波はギャランティーということで、金もないのにJrと二人、板を担いで飛行機に飛び乗る。乗り継いで福岡に着くと、すでに結構寒い。車を借りて早速ホテルにチェックイン。近くの屋台でおでんで一杯。Jrはジュースを一杯。

12月6日 5時起き即出発。めちゃめちゃ寒い。時折雪が舞っている。今日のテスト会場は野北ポイント、カーナビに助けられ何とか到着。海を見るとオンショア強風ぶよぶよ、しかも吹雪。


テスト会場 野北ポイント

早速エントリー。それにしても寒い!!

初めての受験だし、遠くから来たせいか、ずいぶん丁寧な対応だった。それにしてもこの寒さは・・・・やばい。

3mmのウェットを来ているのは、我々親子だけ。ブーツにグローブの人たちも見かける。これは一発勝負しかないなぁと思いつつ試技を見学する。よく見るとセットは頭くらいあり、とぎれなく波が割れていて、ドルフィンが出来ない子どもには無謀なチャレンジにも思えてきた。4級なので確実なテイクオフと確実なターンと確実なプルアウトが出来ればいいのだが、かなりダンパーが多い状態では相当厳しいことが予想された。試技を見ている間に手足が凍えて感覚がなくなっていた。

いきなりの第1ヒートで親子並んで入水。Jrは入水直後、板を持ってゲットしている間に頭からかぶった水の冷たさで固まってしまったようだ。それでも、なんとかなだめすかし、波を選んで2本ほど乗せる。ヒートは15分しかないので、5分ほど付き合ってcharlieもゲット。しかし、ダンパー気味が多くなかなか規定の演技が出来ない。しかも、ビーチブレイクはどこで割れるかわからない。最後の方で演技は出来たと思ったが、実は時間切れだった。インサイドへ戻るとJrはビーチに佇んでいる。聞けば、charlieがゲットした後はずっとビーチに立っていたらしい。慣れない環境で相当怖かったようだ。しかも冷え切ってブルブルしている。結果は二人とも落第。


寒そうやろ〜〜〜

今日中にもう一回受けることが出来るということで、再チャレンジを誓い、体温回復を目指す。車の暖房では追いつかず、駐車場管理しているおじさんに頼んでストーブの側に居させてもらう。

30分ほどしたら何とか暖まったようだが、濡れたウェットは外気に触れるだけで一気に冷える。ヒート直前にビーチに飛び出し、左側のやや小さめのところに入る。この際、自分は捨ててJrの合格にかけることにする。思いっきり励ましつつ2本ほど乗せたところで、ジャッジから合格の声!よーし、あと10分でcharlieも頑張ることにする。しかし、これがなかなか難しくテイクオフしてはダンパーにアイランドプルアウトというパターン。結局満足行く演技は出来なかったが、ジャッジの判定は二人とも合格。「ターンもしっかりしてますし、このコンディションじゃ〜〜ね〜」とのこと。

200円のお湯コインシャワーで暖まると、さっさと着替えて板をパッキングして速攻で市内に戻った。

山に雪がうっすら積もってるんだよ〜〜

キャナルでラーメン食べて噴水見て、なにも買わずに空港へ。結局、福岡まで来て買ったのはワックス1個。いや〜〜〜辛い状況でした。

とりあえず、4級合格
よかったね!

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