text by hayakawa
11月、冬の足音が近づく北国を離れ、常夏バリへ旅立った。ここ3年のこの時期は、ハワイノースショアに足を運んでいたのだが、今年はバリを代表するレフトハンダー、ウルワツに照準を絞った。これには理由があって、前回6月のウルワツに全く歯が立たず、最後には怪我するわパダンまで流されるわで失態続きだったため、何がなんでもウルワツの波をメイクしたかったというわけだ。
Day1
今回は札幌発関空経由でバリへ飛んだ。機内では将棋ゲームに熱中。
1勝10敗
空港で今回のガイドであるアグンに再会、今回の宿のあるジンバランに向かう。夕食は途中のワルンで久しぶりのパダン料理
メンタワイ以来のパダン料理
今回の宿はリッツカールトン、手厚い歓迎を受けつつチェックイン
予算の都合で3泊のみ、でもさすがです
Day2
朝はゆっくり食べてウルワツに向かうが風が合ってない。人も数人入っているが楽しそうではない。アグンの意見に従いイーストサイドのスランガンに向かう。
スランガンはオフショア、サイズは肩〜それ以上。主にライトの波で日本人を中心に20〜30人は入っている。早速入水、例によって人の少ないピークを狙う。
一旦ホテルに戻り、夕方のウルワツを目指す。朝よりは風は弱くなっているが、着くやいなやスコールに見舞われる。結局入水せずに引き上げる。
スコール
Day3
朝イチを狙い6時から出動、ウルワツ一番乗りを果たす。面は問題なくサイズは肩〜頭〜それ以上。申し分ないのだが誰も入っていないとかえって不安になる。10分くらい待っていると2人組がパドルアウトする。それに付いてパドルアウト、カレントはさほど強くない。今回はコーナーと呼ばれる比較的メローでロングショルダーのポイントに入る。おっかないが思ったよりは乗れる。これまでウルのテイクオフは例外なくフリーフォールだったことを考えると進歩だ。2時間位入り大満足、ワルンに戻り店主のマデさんに再会、朝からビンタンを頼み驚かれる。
昼過ぎからバランガンに行きまったりする。夕方、風が治まったのを見計らい入水。
まったり
Day4
朝イチに味をしめ6時からウルワツ出動。
向かって右からセンター、テンプル
カットバック
ビンタン最高!
崖からコーナーを眺める
昼過ぎまでホテルでまったり、午後チェックアウトしクタのBali raniホテルに移動する。夕方カヌー乗り場に行くと「波小さい」と営業していない。クタで買い物などして過ごす。
Day5
今日は5時半出動、バリアンに向かう。バリアンまでは約一時間半のドライブ、コーヒー片手に景色を楽しもうと車に乗りこむも、渋滞を回避するという理由で車は暴走状態。ジャカルタからチマジャまでのドライブを思い出す。バリアンには7時前に到着。
サイズは肩〜頭〜それ以上、風も合っている。人も少ない。早速入水。
バリアン、良い波です
久々のライト
9時頃から風が入りだす、2R乗りまくり満足。
Day6
今日も5時半からウルワツ出動、サイズは肩〜頭。波数は若干減っている。人は少し増えたものの大半はセンターに行ってしまうので波は十分余っている。2R入って昼過ぎにクタに戻る。明日はいよいよ最終日。
Day7
最終日、6時にウルワツ出動。サイズは少し下がって胸〜肩〜たまにそれ以上。出勤中のマデさんに会う。干潮だったこともあり、ワルンを開くのを待ちコーヒーを飲む。どこからともなくサルの軍団が現れお供え物を取っていった。
サルの軍団
マデさんの娘
マデさんとお供え物
サイズが下がってもたまに形の良い波が入ってくる。最終Rも堪能する。
ロングショルダー
昼過ぎまで入水、ワルンにはカメラマンもいてライディングを撮ってくれる。1枚8万ルピー(約1000円)也。良い思い出が出来た。
次は乾期ですね
よくお世話になった食堂、安くて美味い
今回ゲットしたお土産達。買うは易し持ち帰るは重し
北国でお留守番のヌプリちゃん、お疲れさまでした