text by charlie
charlieのスノーボード歴も遂に10年目を迎えてしまった。北海道に通い始めた頃がつい昨日のような気がするのは年を重ねたせいであろうか・・・。40代に突入したcharlieの今冬一発目の雪山山行はやはりここnisekoでスタートするのであった。12月から待機していたのだがなかなか積もらず年を越え一気にセットで降り積もったnisekoを目指したのは奄美チーム。charlieとスノーボード4回目のM氏である。
2005年1月15日 徹夜で呑んだらしいM氏を助手席に乗せ、千歳を出発。お約束通りキノコ汁で酔いを醒ましてもらいつつ、アルペン駐車場に着いたのが11時半。早速、hayakawaに電話してみると、すでに裏で皆様活動中ということで時すでに遅し。沖縄チームのnaoとhottaとバス停で挨拶、ちょうど入れ違いで帰るとこらしい。いい雪を楽しんだようだった。我々もまずは軽くゲレンデをながす。
天気はよい
niseko初めてのM氏足慣らし中
数本滑って倶知安へラーメンを食べに降りる。今日は狩太氏の誕生日パーティなるものが開催されるとの情報をキャッチし、差し入れをゲットするためMpocketへ。
夕刻7時より山荘にてパーティ開始。初めてお目にかかる方も多くてやや緊張しつつ飲み始めれば、そこは飲みチームの本領発揮という展開でございました。あくまでも上品なうちに帰りましたけど・・・。
初めていただきましたエチゼンクラゲ、美味しかった。醤油もサイコー!!
お誕生日おめでとう、で、何歳?
帰りに玄天カフェに寄ってみるとTT氏とチマジャで偶然出会ったてっちゃんがいたので迷わず里の曙キープ、興味深いトークが展開されたのは言うまでもなかった。さらにその後バルンバに行ってみたら、路上に外人が溢れていて一歩も中に入れる状況じゃなかったのでおとなしく退散。
1月16日朝から曇天。仕方ないのでみんなでゲレンデを流すことに。といっても花3から花1まで1本、もう一つ花1一本滑ったところで「そろそろ腹減らない?」という声が・・・・
ボーヨー荘にていきなりの瓶ビール大会
やばい、それドースルの?・・・
いつもありがとう
北国チームのみなさま
午後は温泉でまったり
futoshi氏が中心になって建てているドームハウス見学
話題の天守閣を見学させてもらうの図
夜は久々にBigCliffにてタケちゃんと呑ませて頂きました。シラちゃんも混じってかなり路線の違うトークも聞いて面白かった。連日呑むとオヤジは長持ちしなくなることを実感した・・・・
1月17日最終日。今日は朝からタケちゃん、シラちゃん、M氏と4人でリフトに乗る。久々にタケちゃんと滑るも全くついていけなかった。当たり前といえばそれまでだが、次元の違うスピードを見て感心しきりであった。いやーーーさすがだわ。
最終日なので気合いを入れていたが、強風によりセンター4のみの運営で混みまくっており6本滑って終了とした。ちょびっと脚に来たくらいだった。
今期のslasherを試乗。でも違いはcharlieにはわからなかった・・・(^^;)
帰りに苫小牧によって美味しい海の幸をゲットし、東京へ。
東京で、ひょんな事から一緒にコスタリカを旅した友人が合流し、再び大酒になったのは言うまでもない。
今回残った滑りの写真はD-taka氏が撮ってくれた
貴重なこの一枚でした
─ パウダーとオトーリのあいだ─
text by nao
今回の沖縄組は、hanio&nao組、charlie&JINJIN組とT-hashi&魔神組が1日ずれてのniseko入りとなった。先陣を切るhanio&nao組は滑りだけでなく飲みにも気合い十分!那覇空港に現れたhanioが抱えるハブ酒を見た時、既にただならぬ予感がしたのであった・・・
2005年2月18日、小雨降る蒸し暑い(20℃超!)那覇空港から氷点下の千歳空港に降り立った。景色の変化と気温差の大きい沖縄⇔北海道トリップは、日本が南北3000kmにおよぶ弧状列島であることを実感させる。すでに機内でワインを白・赤3本飲み空想家モードのnaoはそんな思いに浸りながら、さらにワインを買い込みスキーバスへ。車窓の風景もワインを美味くする、なんて言っているうちに到着!早速、キング第3(前の“6C”ね)を数本流す。さすがにパウダーは微塵もないがそこそこいい雪。足慣らしには良かった。その後hayakawa夫妻と合流、もこら屋へ。そこに狩太氏が駆けつけてくれてビールで乾杯。狩太氏いわく「明日は午後から荒れそう」なため朝一でイワオを狙うこととなり早めに切り上げる。高度の低いオリオン座を眺めながら翌日の晴天を願いつつ早々と夢の中へ。
2月19日朝8時、hayakawa夫妻に拾って頂き、狩太氏とともにイワオへ。五色温泉近くの駐車場ではsugawara氏がすでにスタンバっていた。しかしピークはガスっており見えず。結局、ニトに変更となる。のりちゃんに見送ってもらい、冬季通行止めの道路から出発してTT沢目指していざハイクアップ!ところがハイク隊長として期待されたhanioがその脚力ゆえかストックに頼らないハイクであわや滑落寸前!!ヒヤヒヤ、汗だくになるハイクではあるが、徐々に高まる緊張感とは対照的に、キラキラ輝く真っ白な雪面や厳しい寒さの中で芽吹く木々を間近にすると心が洗われる・・・。狩太氏とsugawara氏・hayakawa氏による二ヶ所のピットチェック終了後、TT沢横の林間を滑ることになった。1人ずつ無線で確認しながら降りていく。「少し重たいけどいい感じ」との声。さぁ、自分の番である。メローな林間を抜けたかと思うと突然開けた急斜面!一瞬びびるも無理やり雄叫びをあげながら突っ込む。「ヒヤッホウ~!!」落ちていく感覚とスピード感がたまらない。やっぱりパウダーは最高だ。その後の林間をかろうじて抜け、再びハイクアップ。二本目はやられちゃいました。風・雲が出てきた正午には終了し五色温泉へ。ビールを飲み、お好み焼きを食べてホテルへ戻った。一方、昼前に到着していたcharlie&JINJIN組と夕方前に到着したT-hashi&魔神組は数本ゲレンデを流し、それぞれホテルでおくつろぎ。結局、沖縄組は夜8時ごろJOJO's caféで全員集合となった。そこでは狩太氏、sugawara氏、hayakawa夫妻に加え、深雪氏、D-taka氏とみつえさん、そしてyamaさんが駆けつけ、大集合となった。「お久し振り」「初めまして」と大賑わい。しかしこれは単なる序章に過ぎなかった。まさかnisekoでまわすことになろうとは・・・。
実はhanio甕隊長の指揮で菊之露 5升の大甕がniseko入りしていたのだ!菊之露とは言わずと知れた宮古島の泡盛で、いわゆる泡盛臭さをしっかりと持つ“本物の泡盛”である。北国の皆様にぜひ本物の泡盛を味わっていただきたく、並み居る酒豪に甕で打って出た次第である!(by hanio)
甕とハブ酒をかかえ、いざ山荘へ。狩太氏、sugawara氏と女性陣による美味しい料理を肴に全員で甕を空けんと立ち向かう。うーん、旨い!北の大地で飲む甕の菊之露がこんなに旨いとは!鳴り物入りのハブ酒も味わう。薬膳酒のようで飲みやすい(本物はスゴイですよ)。次々と集まってくれたゲストの方々にもご賞味いただくが、いっこうに減らない。甕おそるべし。そこで沖縄組から誰とはなく「まわしますか」の声が!そして始まってしまったのである、オトーリが・・・。最初の親はもちろんcharlie。口上を述べ、鍋に入れられ(!)水割りされた泡盛をグラスに注ぎ一気に飲み干す!そして親が一人ひとりに泡盛を注ぎ、飲み干していただく。さらに親を代えてまわす。ひたすら何度でもまわす・・・これが宮古の“オトーリ”である!!酔いは一気に加速し宴は大いに盛り上がる。人数が多かったため一巡で終了となったが、多くがやられちゃいましたね。ただ女性陣は強かった!その後、charlie、魔神、naoは飲み足らんとばかりにBARUNBAへ。しかしイベントのため凄い混雑。ビールだけ立ち飲みして引き上げ、深夜3時過ぎに就寝。みんな明日大丈夫かなぁ~
大きな鍋がピッチャー代わり
まわすまわす
ウェットスーツで登場!!
オトーリの写真はこれくらいでいいかなぁ・・・あまりにも多すぎて出せないしぃ・・・(charlie談)
2月20日、強風のためセンターフォー動かず、とりあえずラ・ポンテに向かうこととなった。まぁ、この天候だしゲレンデでも滑れればいいかなと諦めていたら、これがうれしい誤算。天候が回復し、北国チームのガイドのおかげで林間のおいしいパウダーを頂くことができた。ただトラバースランが多く、ライン取りを誤った魔神がプチ遭難!?後にこのエリアは「修行の沢」と呼ばれることになる。
修行中
何本か頂いた後、昼食でまったり。当然ビールもいただく。そして写真を撮りその日は終了となった。
skier:T-hashi
rider:JINJIN
rider:hayakawa
rider:HANIO
rider:魔神
rider:nao
「yamaさん、アイヌのお土産ありがとうございました!」
その後、charlie、JINJIN、hanio、naoはプールで泳ぐこととなり、倶知安まで水着を買いに行く。1km以上も泳ぐ体力を残していたcharlieに感心しながら、気分はスパリゾート。そうこうしているうちに腹もへり食事に出る。が何処もかしこも満席!やっとある居酒屋に落ち着き、乾杯。二次会はどうにか玄天Cafeを押さえたが、前夜のオトーリがひびいて深夜0時で御開きとなった。
2月21日、hanio&nao組の最終日。センターフォーは動いてくれたが、まだ風は強い。花園に向かうと重たいながらもパウダーを楽しめた。第1を何本か滑りストロベリーに入ったが、重たい雪とトリッキーな林間にやられてしまいました。バスの時間が近づきcharlie 、hayakawaさんと挨拶(JINJINとは会えず)。「お世話になりました!」そして帰路についた。バス、飛行機ともにnaoがワイン漬けだったことは言うまでもないが、hanioも結構飲んでたよね?
翌日も天候は回復せず、charlie&JINJIN組とT-hashi&魔神組はゲレンデを満喫して、nisekoを後に。そしてそれぞれの日常へ戻ったのであった。北国の記憶に後ろ髪を引かれながら・・・。北国の皆様、本当にありがとうございました。
今回は、BCはほとんど滑れなかったが、パウダーと、そして何より北国の皆様との熱い記憶が刻まれたトリップだった。次々に刻まれる記憶で、もう完全にnisekoholicだ。ここでのaggressionの解放なしにはもう生きていけない・・・
最後にやっぱり、パウダー最高~っ!
追伸:今年はBarrel Slash発起十周年!発起人charlieの命を受け、hanio隊長を中心に真夏の沖縄でイベントが企画されている。いつもお世話になっている北国の皆様と、今度は沖縄でお会いできることを楽しみにしています。また飲みましょう!
ちなみに、またまわされるのだろうか・・・