text by jinjin,hanio
caption by charlie
photo by everybody
世界中SARSだのテロだの騒いでいるし、インドネシアでは内戦も始まるし、地震はおこるしで何かと心配の多い中にバリバリのイスラム教圏へのトリップのはじまりはじまり。
5月30日夜に成田集合の予定であったが、台風4号が南西諸島直撃との予報により(結局は台風の影響は心配無用だったのだが)、一日早く29日夜より奄美班は鹿児島、jinjinは福岡、hanioは東京入りすることになった。
30日夜には成田に集結したcharlie,ayumi,jinjinの3人で成田名物?のアジのナメロウなぞ突付きながらトリップの成功を祈る。
5月31日 朝;北からhayakawaも無事到着し5人全員集合。SARS対策として成田空港や機内では念のためN95マスクを使用したのだが、他の乗客の殆どは普通に過ごしており、かなり異様な軍団になってしまった。(俺ら神経質すぎなのか?)
毎度ながらイケテナイ機内食を喰いデンパサール経由でジャカルタ空港へ到着。
経済は色々揺れ動いているんだろうなあなんて考えていたけど、換金レートは昨年同様で、1万円;67万ルピーであった。数ヶ月前にあった爆弾テロの痕跡を探してみたが、よくわからぬままケンチキを購入しチマジャまでの地獄のドライブに備えた。
3時間半で昨年と同じデサリゾート(今年はローカルがチェコンバックと呼んでいたから名前が変わったのかな?)へ到着しチェックインしとりあえずのビンタンで乾杯し就寝!
6月1日 朝チマジャの波をチェック!ダブル位のセット(これが結構きついのだ・・)がバンバン入っておりギャラリーも大勢いた。今回ウエストジャワ初参戦で張り切っているhanioを筆頭にCharlie.、hayakawaと次々ゲットしていく。この日はなにかの撮影をしていたらしくローカルたちはとても真似出来ない技の数々を繰り出し張り切っていた。我々も何度も何度もまかれながらも何本かは久しぶりのでかい波を楽しんだ。すっかりリハビリ気分でいるjinjin,ayumiは初日から無理はすまいと朝セッションをしばし見学しインドネシアンブレックファスト!
余裕のクルーズ hanio
rider:hayakawa
午後はもう少しメローなところへという見学組の希望が受理され、車で20分+徒歩15分のチクンバンへ。胸・肩位でありリハビリには最適だと喜んで入ったのであるが、如何せんタルすぎでデブは徐行運転しか出来ないのであった。hanioとhayakawaにとっては練習には良いくらいの波で乗りまくりとなり初日よりかなり疲れてしまったようだ。
面に板を合わせるjinjin
ayumiはいつもお手本の様なライディングだ
rider:hayakawa
波裏に深いトラックを残していくhanio
BBのオフザリップ(専門的な名前があったら教えてね)
加速するjinjin
昨年仲良くなったローカルのジョニー・アペックス・アグース達も早速集まり交流、相変わらず陽気なジョニーは結婚したばかりでハネムーン中だとはしゃいでいた。
6月2日 チマジャは御手頃サイズになりメンバー貸切に近い状態で一日、皆で楽しむことが出来た。jinjinはいきなりリーシュコードが切れてしまい、プチパニックになったが、セットの合間であり板は無事無傷ですんだ。しかしインサイドに隠れていたウニのトゲトゲ攻撃にあい足には15本の棘が残っていた。
charlieもなにかしらやる気を見せる
これをHANIOROLLと名付けたい
夜は昨日に引き続き、ここいらじゃいけてる近くのレストランでお食事(晩飯は連日ここを利用したのだ)。そこは10時からカラオケタイムがあるそうなのだが、オーバー30の年寄りチームは早寝早起きの生活しか出来ないためカラオケタイムにはありつけないのであった。
店
飯
山崎のテボトル割り くぅーーーーっ贅沢!!
6月3日 チマジャは更にサイズダウンしてしまい、インサイドでしか割れない。
こんな日はサンセットビーチが良いよとのローカルの薦めもあり、出陣したのだが・・・
さて・・・
頭位のダンパーでカレントも早くしんどいだけで、どこに乗るの?ってな感じで苦戦していたが、ローカルの連中はダンパーにしか見えない波をいとも簡単そうに抜けていく。
バレルスラッシュの中最もビーチブレイクに慣れ親しんでいるhayakawaはさすがに健闘していた。
rider:hayakawa
やたらと嬉しそうに歩いていたので載せてみたがあまりに小さくてわからないねぇ
jinjin
after surf
昼前頃からやっぱりチマジャが良いと戻ったのだが、最初から飛ばしていたhanioが遂に熱射病紛いでダウンしてしまい、その後明朝まで飯も喰えずに部屋に篭りきりになってしまった。
その晩例の店でローカル達と飯喰おうということになったのだが、jinjin,ayumiは下痢・吐気が発症、hayakawaは過労でシニョシニョになり、ローカル達の接待は全てcharlieにお任せで早々と部屋に篭ってしまった(御免ねcharlie!)
6月4日 波ないからやっぱサワルナでしょうと昨日から計画していたが、下痢組は昨晩10〜20回の水溶性下痢で眠れず、熱射病者も飯喰えずシニョシニョになったままである。
前日に予約し入金済みだし、ボートには横になれる場所と便所があるとのことでシニョシニョ・ショート・ボートトリップへ!やはり昨年より小さくオーバーヘッド位であった。どうにか全員入りはしたが、シニョシニョ連中は本領発揮せず。今回は晴天続きであり、あまりの暑さと船酔いでなんとローカル達までダウンしてしまった。
6月5日 今日もまるで波なし!一応サンセットビーチに入るが腰サイズで楽しくない。
そこでジョニーお勧めの温泉でも行きますかってことにした。渓流の中にシャワーのように熱湯が噴出しており、期待以上に調子良い湯でありマッタリし過ぎてしまった(ゴミさえなけりゃもっと良いのに)。元気だったcharlieまで湯あたりして一気にお疲れモードに入り皆で御昼寝・・・
インドネシアで温泉ってのもいけてるでしょ!!
今年はホテルでラストナイトパーティー!山羊の丸焼き・チキン・魚と盛りだくさんのメニューで、ローカル達とホテル従業員まで集まってくれた。しかし、接待する元気はすでに残っていなかった。6月生まれのhayakawaはハッピーバースデイを合唱されプールに投げ込まれていた。
山羊の丸焼き 南西諸島組は刺身で食いたかったと少し思っていた
6月6日 残念ながらオーストラリアからスウェルが届くはずという予報も当たらず、まるでなしなし。最終日になりCharlieはとうとう腹痛でダウンしてしまい、残りのメンバーで更になしなしのなったサンセットに入り終了。
長期休暇をとっているhayakawaは一足先にバリへ出発してしまった。
帰国のため梱包しチェックアウトなどしていたら、なんとZZさんが到着。もうお迎えの車も出発する時間であり、取りあえず記念写真をとりお別れとなってしまった。
ZZ氏としにょしにょバレル
帰路は全員シニョシニョ状態の上、週末の大渋滞により疲労もピークに達してしまう。
ジャカルタ空港では唯一ある和食の店でお腹に優しいうどんを喰う。
かなり妙な味付けだが、ナンプラー・カプサイシン味にアレルギー反応を起こしていたメンバーにはささやかな安らぎを与えてくれた。
今回はバレル史上、最も波がなく、メンバーの体調も絶不良のトリップになってしまった。
しかし、2年連続でチマジャローカル達との交流を持てたので、数年間は覚えていてくれるであろう。波譲ってもらわなきゃ1本も乗れなくなっちゃいそうだし、忘れられる前にまた行かなきゃなんて姑息な考えでいるバレルの面々であった。