上海北海道室内滑雪場

ついに出ました!!きわものレポート。ザウスがつぶれた今、アジア最大規模を誇る屋内のスキーエリアが上海に存在するのだ。キワキワ好きのcharlieとしては、これをチェックしないわけにはいかないので、年末の忙しいさなかわざわざ中国まで出向きその実体を調査してきた。ここにそのレポートを提出する。あ〜俺って暇人・・・

2002年12月29日 前日に食べた上海蟹のせいかやや腹がもたれた状態で、浦東香格里拉大酒店を出発する。人民広場駅で2号線から1号線に乗り換える。上海は旧正月を祝うらしいので年末は関係ないそうだが、どこに行っても東京を越える混雑である。奄美からいくとほとんど拷問に近い。1号線の終点の華庄まで数十分の電車の旅。そこから専用のバスがあるらしいという情報のもとにバス停付近をうろうろ。言葉は全く通じないのでこれが困るんだなぁ。中国語おぼえる気が全くないのでよけいにたちが悪い。そうこうしているうちに壁に「北海道滑雪場」の文字を発見、ついでにバスも発見。

そこら中の人がどっと乗り込む。本当にこのバスでいいのか?みんな普通の格好でとてもスキーにいくとは思えないぞ。違ったバスに乗ってるんじゃないか?疑心暗鬼のままバスは走り出してしまった。もういいや、どうにかなるさと思いつつバスに揺られること約10分。見えてきましたよ。あのザウスっぽい形の建造物が。外から見る限り、ザウスより斜度はなく長さもない。しかし、たしかに人工スキー場のようである。


何故に北海道なのか?謎のままである

まずは建物の外にチケット売り場がある。のだが、それに気づかないcharlieはそのまま中のカウンターに行ってしまった。スタッフが中国語でごちゃごちゃ言いながら苦笑いしている。あーーーまったくわからん、何いっとるんじゃぁ。しばらくしてから、やっと事情が飲み込めて外のチケット売り場で無事入場券をゲットした。

結構綺麗でしょ

制限時間は1時間半だそうで超過分はそれに見合う金を後で払う仕組みである。まずはロッカーキーをもらい、レンタルウェアを借りてロッカールームへ。ここはウェア、手袋、ビーニーがフルレンタルなのだ。

これに一式入っていて、ポンと手渡される

しかし、あけてみてビックリ


なんじゃぁぁぁこのウェアは!!
「リゾート応援団」っていったい・・・・・
経営は日本企業とは聞いていたが、それにしてもこのウェアは・・・・・

あまりにも恥ずかしいのでcharlieはグリーンのウェアのまま滑ることにした。グリーン着ててよかったぁぁ。

本当はスノーボードでもよかったんだけど、あまりに斜度もなさそうだし、おちゃらけって事でスキーを選択。
ブーツと板と靴下をくれる。係員がいっぱいいて、靴を履かせてくれる。しかし、バックルの締め方とかゆるゆるなのに「OK]
だそうである。まあ、中国の人なんてスキーを常にやってる人なんていないだろうから、この適当具合でいいのだろう。

後は板を持ってゲレンデへ。

滑りはじめはまだ人も少なかった。
写真ではわかりにくいが左にエスカレーターがあって、そこに板を持って乗る仕組みである。
ゲレンデはみてのとおり3段階になっていて一番下の斜度はたぶん4度前後かな。ザクザクのシャーベットなのでストックでこがないと板が滑らない有様だ。しかも、エスカレーターは一番下のゲレンデのみしかついてなくて、それより上は工事中。セカンドまではハイクOKってことでした。そりゃハイク好きのcharlieはもちろん登りましたよ、何回も。でもね、斜度は10度ないと思います。アッという間に終わるし・・・すぐに飽きてしまいます。

それよりなんといっても不気味なのは、カラフルな「リゾート応援団」の大群でしょう。エスカレーターに乗っていると、「リゾート応援団」がよりいっそう目立ち、かなり笑えてしまいます。


charlieのいけてない滑り・・・

数本滑ればもう満足なのですぐに終了としました。ゲレンデ的にはすべて施設が完成して上から滑れば多少面白いかもしれないなぁといった感じでした。バレルのみんなで行ってスノーボードで滑れば、間違いなくダントツ格好いい集団に見えること請け合いです。誰か行ってみるぅ?

実はこれで終わりではなく、最後の締めが待っていたのです。レンタルを返して着替えると温泉無料入場券をくれるんですよ。いかしてるでしょ

中国の温泉がどんなものなのか、気になるのでチェックしてきました。
まず、受付で靴をあずける。ロッカールームにいくとやたらと係員が多い。(中国はどこに行ってもそうだが)
わざわざ鍵を開けてくれるのだが、鍵がダブルになっていて、自分の鍵で係員の鍵が同時にないとあかないのだ。中国語で色々説明してるが全くわからないので、とりあえず「ウォッチウォッチ」といいながらまずは見学。風呂自体は日本と大差ない。
タオルも何も持ってないが、誰も持ってない様子。ふるちんでぶらぶら歩いていってジャボン。お湯的にはちょうどいいあんばいでゆっくり出来る広いいい風呂でした。上がるときにタオルをくれ背中まで拭いてくれるんだな。そういえば風呂はスリッパを履いたまま入る奇妙なシステムでした。たぶん滑らないようにという気配りなのでしょう。

そんなこんなで無事に終わった上海スキー旅行。上海雑伎団や歴史的建造物も見たけど(伊勢丹も行ったけど)、
一番なのは中華料理でしたね。旅行中ずっと腹がいっぱいで死にそうだった・・・・

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