リベンジの四国

text by charlie

7月24日 皆既日食イベントから帰る人達でごった返す奄美空港から、伊丹行きの飛行機に板を詰め込む。昨年、一回戦敗退を喫したThe O'Neill Grom-Prixへのエントリーのために四国に向かうのだ。

伊丹空港で珍しくブランドのトヨタレンタカーを借りる。今回は神戸空港返しなので、やむを得ない選択なのである。例によって複雑な大阪の道路をなんとか抜けきり、Jrを乗せたアイシスは淡路島を南下する。片道230kmほどの行程は決して楽ではない。なに考えてるかわからないカーナビと喧嘩しつつ22時前には生見に到着。ホワイトビーチホテルにチェックイン。タオルがついてなかったことを除けば概ね快適なホテルである。

7月25日 断続的な浅い眠りから起きだし、朝日に輝くビーチをチェック。なんと頭サイズの波がブレイクしてる。

大人はすでに楽しんでいる人が多いが、キッズはエキスパートオンリーの世界である。いちおう早々にエントリーをすませると、開会式に出る。満潮時はショアブレイクも危険なため9時過ぎにヒートスタートするとのことだった。部屋に戻って、ウンコしたりゲームしたり緊張をほぐす。

9時過ぎからアンダー18がスタート。どうやらプッシュは後回しらしい。潮が引いて安全になるのを待つ作戦みたいだ。ヒートが進むに連れて、ブレイクは少しずつ沖へ移動し、サイズも若干落ちてきている。と言ってもたまのセットは胸肩はある。アンダー12のBクラスの小さいキッズはゲットでかなり苦労している状態だ。

12時過ぎから、いよいよプッシュのラウンド1スタート。Bポイントはレフトの波がロングライド系なので、レフトのセットのみに的を絞ることにする。15分ヒートマキシマム8本ベスト2ウェイブ方式だ。このヒートはすでに二人棄権が出ているので、ビリを避ければなんとかなる。アウトから中くらいのセットを何本か掴んでそれなりにロングで乗っていけた。なんとか勝てそうな感じである。

結果は1位通過。これで昨年の悔しい思いをリベンジすることが出来た。このまま行けば、ファイナル行けるかもと欲も出てくる。


余裕の1位通過

セミファイナルは左のAポイント。こちらは癖がイマイチつかめない。しかも、これで勝ったら飛行機に乗り遅れる公算なのである。いちおうリベンジは果たしたので、楽しんで行こうということで、スタートと同時にアウトに陣取りセット狙いで行く。他の選手はインサイドでちょこちょこやっているみたいだ。4本ほど揃えて終了。もしかしたら勝ってしまうんじゃないかと思ってた。

ところが結果は4位敗退。スコアがちらりと見えたが、2点と1点台で、1位の子は8点と7点台だった。結果から考えればやはりただのロングライドは点がつかないようだった。コミットメントも大事なんだと認識させられた。

結果から考えれば、飛行機に間に合う時間に終了できたので、悩みは一気に解消し、とっとと着替えて帰路につく。2時すぎ出発である。JrはDSつけっぱで爆睡しているが、charlieはひたすら神戸空港目指して運転した。徳島で餃子の王将をメイクし、一気に神戸入り。ところがここで、第2神明道路が須磨の事故で通行止めらしくインターから全く動かなくなった。入り立てだったので少しバックしてなんとか一般道に下り、複雑な道路を運転して7時過ぎには神戸空港へ着いた。

やっとビールにありつき、機上では爆睡して疲れをなんとか減らす作戦だ。なぜなら明日は沖縄での大会が待っているからである。

少し大会慣れしたし、昨年よりはいい成績なのでいちおう満足する結果だと思う。

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